潮干狩りといえばアサリをはじめとした貝拾いが当たり前だと思っていたのですが、沖縄にはそんな既成概念を打ち砕く事実があります。
4月、5月がシーズンで大潮の干潮の時にしか採れず、日中に限れば1ヶ月の中で数日しかないという貴重な潮干狩りです。
それは沖縄南部にある糸満の北名城ビーチでできるもずく採り
うるま市勝連の海中道路でも採れるようです。
干潮の2時間前ほどから採り始めるのが良いようです。
もずく採りに必要な装備
- アサリとかを入れるネット
- もずくを入れるもの(発泡クーラーボックスがオススメ)
- 長靴、マリンシューズなどの履物
- タオル
- 着替え
採ったモズクはネットに入れてざっくり水を切り、発泡クーラーボックスに移します。もずくが大量に採れると結構な重量になりますが、発泡ボックスであれば海に浮かべながら移動できるのでとても便利です。
靴はマリンシューズや長靴がオススメです。島ぞうりや素足だと、サンゴや岩で足をケガする可能性があるので要注意。
いざ!もずく採り
…と言っても結構簡単に見つかるので、岩やサンゴにくっついている天然もずくをひたすら採取するのみ。
あさりなどの潮干狩りとは違い、目で見えるものを採取するので無心でひたすら採りまくり。
楽しくて止まらなくなってしまいます。
採れた天然もずくは、その場で食べることができます。
口に入れればぷりぷりと歯ごたえがあり、スーパーでパックで売られているもずくとの違いを感じます。
ですが、洗わずにたくさん食べるとお腹をこわすこともあるようなのでご注意を。
また、沿岸にはアーサと思しき海藻がたくさんあるのですが、どうやらこれはマズくて食べられない種類のアーサのようです。残念。
目の前にこんなにあって放置されているんだから、当然といえば当然か。
もずくの保存方法
もずくの産地は99%以上沖縄で、県外では塩蔵したパック詰のものが主流です。
塩漬けにするのは保存目的もあるのですが、塩蔵することでもずくが倍近くに膨らむため、生産単価を上げる目的もあるようです…
とはいえ、そのままでは10日〜2週間ほどでニオってくるので、冷凍か塩漬けにして保存するしかありません。地元のおばぁによれば、塩漬けにしたら常温で1年はもつらしい。すごいな塩。
オススメもずく料理
もずくが大量に採れたら、もずく酢だけではすぐに飽きてしまいます。
そんな時には、こんなもずく料理もオススメです。
- もずくの天ぷら
- もずくスープ
- もずくの味噌汁
- もずく雑炊
特にもずくの天ぷらは大量消費も出来るし、何よりもちもちして美味なので是非とも試してもらいたい逸品です。
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