沖縄旅行の際、食事がとても口に合うことに加え、ついついオリオンビールを飲みすぎてしまいます。
短い旅行であればさして気にならないものの、長めの旅行になるとカロリー過多も気になりますが、血糖値が気になってきます。
糖尿病ではないものの、やはり血糖値上昇には注意しておくに越したことはありません。
ところが最近、健康な人でも食後に血糖値が急上昇する、血糖値スパイクなるものが血管を攻撃するという怖い話を耳にしたので、色々と調べてみました。
健康診断で見過ごされるリスク
食後のわずかな時間だけ、知らないうちに血糖値が急上昇し、やがて正常値に戻るという症状が血糖値スパイク。
通常の健康診断では食後すぐに行われず、空腹状態でおこなわれるために見つからないことが多いそうです。
健康診断はもとより、当日朝食を抜く人間ドックでは、確実に見つからないでしょうね。
最新の調査によると、実に日本人の1400万人以上に血糖値スパイクが生じている可能性があるという、驚きの数値がありました。
突然死や認知症、がんなどにも深い関わりが
この血糖値スパイク、知らずに放置すると体内の血管が傷つけられていくことが分かっています。
血管が傷つくことで、脳梗塞や心筋梗塞などの突然死のリスクが高まります。
さらにはガンを引き起こしたり、脳がダメージを受けて認知症を引き起こす可能性さえ指摘されています。
血糖値スパイクは万病の根源になりうる、恐ろしい話です。
血糖値の乱高下を招く食習慣とは?
TBSのゲンキの時間で紹介されていたのが、間食と早食いが血糖値の原因としてあげられていました。
そのほかにも、ストレスを感じると血糖値スパイクを引き起こす要因となりうること。
血糖値スパイクを放置すると、糖尿病になりやすいことも分かっているんだとか。
食後すぐに病院で診断してもらうのが難しい以上、セルフチェックで血糖値をチェックする必要がありそうですが。
血糖値スパイク改善のための3つの方法
血糖値の上昇を抑える方法として、生野菜を中心としたサラダから食べ始めるベジ・ファーストが知られるようになりました。
食べる順番を調整する、ご飯の前に野菜や魚・肉料理を食べることで、胃の運動がゆるやかになり、食後血糖値の上昇が改善します。
また食物繊維を豊富に含む豆類や穀物の摂取量を増やすことも有効とされています。
番組内ではまず大豆の水煮30粒を1粒ずつ食べることが推奨されていました。
2つ目の有効な方法として紹介されていたのが、無糖プレーンヨーグルトでした。
大豆のあとに食べることで、血糖値の上昇が防げることが確認されています。
さらに血糖値スパイク対策として有効なのが、運動です。
運動をすることで血中のブドウ糖が消費され、血糖値の上昇を迎える効果があるためです。
番組内では食後15分以内に「ちょこっと運動」というものが推奨されていました。
決して激しい運動ではなく、部屋内でのウォーキングなどの有酸素運動で筋肉への血流が増えれば、ブドウ糖が細胞の中にどんどん取り込まれ、血糖値が低下します。
また、見過ごされがちなのが調理に使う食用油。
普段炒めものに使っているサラダ油を熱に強いオリーブオイルを変えるだけでも、豊富に含まれているオレイン酸が血糖値スパイクの抑制につながるとのこと。
食用油を変えるだけなので、簡単に実践できそうです。
さらに簡単なのは、お米を炊く際にオリーブオイルを少量入れるだけでも、糖質の吸収をゆるやかにしてくれるとのことなので、早速試してみたいと思います。
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