県庁前より徒歩5分、串カツ田中の沖縄1号店となる久茂地店があります。
串カツといえば大阪のソウルフードですが、串カツ田中は大阪発祥ではなく、1号店は東京世田谷でした。
全国に200店舗以上ある串カツ田中ですが、大阪への出店は東京出店からずいぶん後のことでした。
本場大阪では軽食感覚のようですが、訪れる身としては常連客の中に入っていくのは敷居が高く感じました。
が、串カツ田中は、一応ソースの二度漬け禁止という本場のやり方は踏襲しているものの、チェーン店ならではの入店しやすさがあると思います。
本場大阪では知られていない?
東京で串カツといえば田中、というぐらい浸透していると思ってますが、大阪の友人たちに聞くとほぼ「どこ、それ?」という回答が来ます。
これはもう面白いぐらいに。笑
もしかしたら、大阪の人にとって串カツ屋は近所の馴染みの店があり、新店が出来たからといってわざわざ訪問してまで食べるのもではないのかな、と思ったり。
大阪で串カツといえば、だ○まなどが有名ですが、府内でのチェーン展開はしているものの、関西圏以外では食べる機会がありません。
田中よりパン粉が細かくて、食感が全然違うからだ○まの方が美味い!と力説するものの、全国展開しなかったのはアカンかったと評していました。
一度、新大阪で地元の友人と食べたことがありますが、ここより新世界の方がうまいと言っていたので、それぞれの店でアレンジされているのかもしれません。
(真実は知る由もありません)
対して、フランチャイズがメインの串カツ田中では、どこの店舗でも同じ味というチェーン店ならではの特長があります。
社長の貫啓二さんが、脱サラ後にバー経営や京懐石店を経て、串カツ田中を開業した経緯もあり、昔ながらの串カツファンからすると・・・というところがあるのかもしれません。
実は串カツ激戦区?
勝手な印象として、沖縄といえば串焼きの店が圧倒的に多く、串カツ店は無いのだろうと思っていたのですが、こと久茂地周辺に関しては串カツ店が結構あったりします。
久茂地という場所柄、地元の方が食べるというよりは、出張関係で来沖する方たちが食べているのかなと勝手に思っています。
事実、那覇以外ではほとんど見かけた記憶がないので、沖縄県内に根付いている印象はありません。
さて久茂地店では、串カツ田中ではおなじみの食べ放題、飲み放題コースもありますが、個人的には沖縄ではちょい飲み的に利用するのがメインかなと。
アスパラ、串カツ牛、串カツ豚、れんこん、玉ねぎの5品盛り合わせとビールで十分かなと。
その後、沖縄料理を食べたいという欲求があったりするので。
ちなみにビールは全国共通となる、プレミアム・モルツでしたが、オリオン生で合わせたいというのはワガママでしょうか・・・
なぜか、今帰仁酒造のオリジナル泡盛「田中」は存在するので、オリオン生も沖縄限定での販売を期待してしまいます。
串カツ田中の出店戦略
全席禁煙化という時代に沿った戦略を取ったかと思えば、クレジットカード支払いお断りの時代に逆行した戦略を取っているように見える串カツ田中。
実は、ファミリー層をターゲットにしていること、フランチャイズ店のキャッシュフローが良くなること、といった根源的な戦略がありました。
居酒屋チェーン店でファミリー層をターゲットにすることは、実はタブーとされていたようなのですが、完全な逆張り戦略ですね。
子どもが行きたがるように、小学生以下は無料で自分でたこ焼き作りをできるようにしたり、セルフでソフトクリームが作れる、店員さんとのじゃんけんに勝つとドリンク無料というサービスをしています。
さらに居酒屋なのに、お店をガラス張りにするという常識破りの戦略を取りました。
出店場所へのこだわりは、バスから見える場所にあり、お母さんの目に止まりやすい、駐輪場から見える場所という、非常に分かりやすいものとなっています。
また、串カツ田中では、未だ半数以上の店が住宅街の一角にあります。
久茂地店のように飲食街にある店の方が少数派なんですね。
今後は1000店舗体制に向け、繁華街の路面店への出店も積極的に進めて行く予定のようですが。
串カツ田中 久茂地店
- 住所:沖縄県那覇市久茂地3-13-15
- 営業時間:17:00〜26:00
- 定休日:不定休(ほぼ無休)
- TEL:098-988-9920
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