電車が走っていない沖縄北部に、最寄り駅の首里駅から遠くはなれた場所に駅弁屋があります。
もはや最寄り駅というのも憚られるようなその距離は、なんと約80km!
鉄道とは縁遠い、那覇から遠く離れた北部やんばるの今帰仁に堂々と掲げられた駅弁の看板。
役場近くの県道沿いに、その看板は堂々と掲げられています。
中に入ってみると
沖縄では弁当屋といえばチェーン店ではなく、まだまだ家族経営の弁当屋が主流で、店ごとの味付けの違いを楽しめます。
ずらりと並ぶ弁当に誘われて入店すると、トンカツ弁当にカツカレー、フレンチトーストといった沖縄らしいちゃんぷるーな弁当群たちがお出迎え。
白飯におかずがギッシリと詰め込まれているのに安く、半熟の目玉焼きが添えられた手作りのハンバーグ弁当などが人気です。
毎週金曜日は「そばの日」として、通常100円の沖縄そばが50円で食べられます。
麺だけが入ったカップに給湯器からダシを注いで食べるシンプルな沖縄そばですが。
気になる店名の由来は?
気になるのは店名の由来ですが、前のオーナーが列車好きで、店を譲り受けた現オーナーが名前をそのまま使っているとのこと。
以前は店の壁に大きな列車の絵が描かれていたそうですが、さすがにそれは今はないものの、名刺にはその名残りともいうべき電車のイラストが入っているそうです。
近所の農家から仕入れているという無農薬野菜、手に入るものしか使わないというこだわりで、駅から遠く離れた地でも健康的な弁当をつくり続けています。
ゆいレールで駅弁は買えるのか?
沖縄では本州のように駅で弁当を買うことはできないのでしょうか。
ゆいレールに乗ります! pic.twitter.com/bGaBn32E5X
— たぬきねこ (@JGXC4035370) 2017年10月9日
調べてみたところ、開業当時は駅の売店で弁当を売っていたこともあったようです。
しかし現在では駅で弁当を買うことはできないようです。
というのも気温の高い沖縄では、売店に弁当を置いておくとすぐに悪くなってしまうため、販売を取りやめたとのこと。
そもそもゆいレールの中で弁当を食べる勇気が出ないということも理由にありそうですが。笑。
駅弁88番ホーム アクセス情報
- えきべん88ばんほーむ
- 住所:沖縄県国頭郡今帰仁村謝名250
- 定休日:日曜日
- 営業時間:7:00~14:00
- TEL:0980-56-2682
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