元祖ゆし豆腐そばの看板を掲げる高江洲そば。
【ゆし豆腐とは】
沖縄の伝統的な郷土料理。
豆乳ににがりを入れただけで、枠に入れて固める前のやわらかいおぼろ状の豆腐のこと。
そのまましょうゆをかけて食べたり、みそ汁などの具にしたり、沖縄そばにのせたりして食べます。
東京ヤクルトスワローズが2000年からキャンプをしている、浦添市にある有名な沖縄そば店です。
サンスポの記事によれば左のエース石川雅規投手もオススメしているそうです。そのほか高井雄平選手や小川泰弘投手の目撃情報もあり、キャンプ期間はヤクルト選手にとってもおなじみの店なのかもしれません。
店内にはモンゴル800やガレッジセール、ヤクルトの選手と思しき色紙も貼られています。
看板メニューだけにゆし豆腐そばは有名で、お昼時は常に満席状態の人気店。
車でないと来れない場所ですが、近所の方がたくさん訪れるお店なんでしょうね。
いわゆる沖縄の典型的な定食屋といった風情のお店でしたが、2013年6月に隣接された建物の1階に移転しました。
以前の雑多な感じはなくなり、メニューも定食がなくなって「沖縄そば」を中心にそば中心のシンプルな構成になったようです。
旧店舗前には駐車スペースがなく、離れた場所の駐車場もすぐ埋まってしまい路上駐車の車が目立っていましたが、新店舗前には駐車スペースも用意されているようです。
いつも賑わっている店なので、回転を早くするためにそば中心のメニューにしたのかもしれません。
1人で食べに来る方も多いので、混雑時でもそれほど待つことなく入店することができます。
元祖ゆしどうふそばの高江洲そばのメニュー
ゆしどうふそば
- 大盛:720円
- 大:620円
- 中:520円
高江洲そばの一看板メニュー。大と大盛というメニュー構成が沖縄らしいというか。
ちぢれ麺にあっさりとしたゆし豆腐、香りの良い豚骨ベースのダシ汁。ともすればあっさり過ぎて物足りない感じになりそうな感じなのに、何度食べても飽きずに食べられます。
出汁とゆしどうふをレンゲですくって一緒に食べると、相性の良さが感じられてバツグンにウマい。
とろとろになったトッピングのソーキも器用なバント職人のように派手さはないものの良い味出してます。
何が言いたいのかというと、チームワークが抜群と言いたかったわけで。
ついつい飲み過ぎてしまう沖縄の夜、二日酔いの朝(昼?)にこそ食したい優しい味の逸品です。
ゆしどうふ(ライス付)
- 大:670円
- 中:570円
ゆしどうふを麺のかわりにご飯で食べます。
ひどい二日酔いの日には、こちらの方が身体に染み渡ります。
そば
- 大盛:720円
- 大:620円
- 中:520円
いわゆる沖縄そばです。
ゆし豆腐があまり好きじゃない方が頼んでいるのでしょうか。
そもそもゆしどうふが嫌いな人はこの店には来ないか…
ソーキそば
- 大盛:930円
- 大:770円
- 中:670円
ゆしどうふそばでは物足りない方は、トンコツ塩ベースの出汁とトロトロのソーキそばを楽しんでいるようです。
ゆしどうふそばが評判のお店ですが、ホロホロと崩れるほど柔らかいソーキも美味しいと思います。
中味そば
- 大盛:930円
- 大:770円
- 中:670円
中味または中身とは豚の内臓のことで、モツのことです。
柔らかく煮こまれた中味は臭みもまったくありません。
ただ味付けがあっさりしているので、辛いもの好きとしてはコーレーグースを入れて食べるのが好きです。
中味汁(ライス付)
- 大:770円
- 中:670円
こちらもコーレーグースを入れて辛くした方が、個人的には食べやすいかと。
【余談】リニューアル前には野菜そばという好きなメニューがあったのですが、無くなってしまいちょっと残念。
高江洲そばへのアクセス
この店への交通手段は車かタクシー以外なく、その辺りも行きやすい場所にある沖縄そば店よりも旅行客が魅力を感じるのかもしれません。
高江洲そば
- 住所:沖縄県浦添市伊祖3-36-2
- 営業時間:10:00~19:30(売切れ終了)
- 定休日:日曜日
- 電話番号:098-878-4201
高江洲そば大和店(神奈川)閉店に思うこと
すでに閉店してしまったのですが、高江洲そばは神奈川県大和市に支店を出していたことがありました。
息子さんが経営していたそうです。
閉店した理由は家賃の高さやお客さんの回転率など色々想像されるのですが、個人的には沖縄と県外で食べるそばは何となく味が違って感じられます。
たとえばオリオンビールは缶入りなので同じ味なはずですが、なぜかちょっと違う感じがします。
沖縄と県外では気候が違うから同じ味でなく、微妙にその地域に合わせて味を変化させた方が良いのかな、なんて勝手な妄想をしてしまいます。
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