かつて長寿日本一を誇っていた沖縄県ですが、食の欧米化により平均寿命が短くなってきたことを危惧し、長寿時代の沖縄料理の普及再現に勤しむCafe’がらまんじゃく(伽藍万尺)
がらまんじゃくとは昔の地名とのことで、古民家を改装してランチタイムのみの営業となっています。
食事は命
かつての沖縄は芋と野菜を中心とした食事でした。
がらまんじゃくでは昔の沖縄のどこの家庭でも食されてきたごはんを提供するために2009年1月に開店しました。
オープン当初から、手軽にできる料理でも多忙な日々を過ごす人たちの健康づくりに役立てたいというコンセプトを貫いています。
食事は命、質の良い食事を摂ることこそがすべての基本ということで、一品ずつ丁寧に手づくりされた料理は、昔を知らない私たちの身体の中にもやさしく入ってきます。
旬野菜と野草にこだわる
店主の山城さんは、沖縄の野草の研究をライフワークにしていて、琉球王朝時代の古文書から野草の効能や利用法を調べている本格派。
昔から自生してきた原種とよばれる、品種改良されていない野菜種と質の高い塩にこだわった料理の数々。もちろん、食品添加物や化学調味料は一切不使用です。
すべてのメニューの付け合せとなる薬味味噌は、島にんじんや島らっきょうをはじめ、数十種類の旬野菜に薬草、海藻をブレンドした奥行きのある味です。
Cafe'がらまんじゃくの薬味味噌 pic.twitter.com/ATjLauLA5i
— tripokinawa (@tripokinawa1) 2018年9月24日
薬膳定食
がらまんじゃくの定食を頼むと、まず提供されるのが庭で自生している季節の野草をブレンドした野草スムージー。
ほんのり苦味がありながらも、甘みもあって意外に飲みやすく、体内がデトックスされていく感じがします。
がらまんじゃくの定食でひときわ目を引くのが、カラフルなお米です。
がらまんじゃくのデトックス定食 pic.twitter.com/H8SlIDBycJ
— tripokinawa (@tripokinawa1) 2018年9月24日
当然ですが、着色料などは一切使わず、すべてが自然の持つ色。
汁物として動物性の出汁を一切使用していない野草スープや味噌汁がついてきます。
それぞれが少量ながら、品数が豊富なおかずは動物性たんぱく質はほとんどないのに、しっかりと食べた感がある料理です。
見るからに手がかかりそうな料理なので、現在の営業は土日月のランチタイムのみとなっているため、訪問の際は予約をオススメします。
がらまんじゃく
- 住所:沖縄県金武町金武10507-4
- 定休日:土日月のみ営業
- 営業時間:12:00〜15:00
- TEL:098-968-8846
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