宮古島主要港、平良港の目の前にある菊栄食堂。
地元の方に大人気の食堂は、早い安いボリューム満点で美味という、古き良き時代の大衆食堂を彷彿とさせるお店です。
漁港前という土地柄、漁業関係者などの男性客が大い食堂ですが、千原ジュニアさんをはじめ、宮沢和史さんなど著名人のファンも多く、その影響でしょうか、一般の女性客も増えているようです。
菊栄食堂はレトロな大衆食堂
店内には未だ現役のダイヤル式電話や、石原裕次郎のカレンダーがいくつも飾られるなど、昭和の雰囲気が満載。
白いテーブルにばらばらのデザインのイスがレトロ感を演出しています。
メニューのほとんどがワンコインで食べられるので常連の方が多く、ランチタイムはかなりの混雑が当たり前な状態です。
タクシーの運転手や漁師と思しき地元の方たちが足繁く通っているようです。
おばぁたちが作る料理は、いわゆる宮古のおふくろの味なんでしょうね。
沖縄そばと宮古そば
菊栄食堂の名物メニューといえば宮古そばですが、こちらでは伝統的な宮古そばが頂けます。
沖縄そばが麺の上に具材が乗せられているのに対し、宮古そばは麺の下に具が隠されているのがオーソドックスなスタイルとのこと。
菊栄食堂の宮古そばは麺の下に具が隠れた昔ながらの盛り付け pic.twitter.com/QNk16fOPsw
— tripokinawa (@tripokinawa1) 2018年9月17日
一説によれば、ひけらかすことを嫌う宮古島の人の気質を表しているとかいないとか。
菊栄食堂では伝統的な宮古そばのスタイルで提供され、麺の下には味付けされた豚の赤身肉と三枚肉に、かまぼこが潜んでいます。
つるっとした太麺は、ちゃんぽんの麺を彷彿とさせるものがあります。
あっさりとしながらも、出汁の風味が感じられる塩味のスープのバランスがよく、難なく最後まで飲み干してしまいます。
カレーも人気です
菊栄食堂ではカレーも人気で、昼過ぎには売切れてしまうことも珍しくありません。
ボリューム満点なカレーライスですが、お椀に入った宮古そばも付いてくるので、かなりの量になります。
豆腐チャンプルーは、島豆腐の表面をしっかりと焼き目がつけられていて、味もボリュームも申し分なしです。
菊栄食堂 豆腐チャンプル
500円どか盛り
おーいよー pic.twitter.com/l1danr9ZlC— Akisun made (@AkisunMade) 2017年2月21日
駐車場は道路を挟んで食堂の向かい側にあります。専用の駐車場か共用なのかは分かりませんが、結構な台数が止められます。
菊栄食堂 店舗情報
- きくえいしょくどう
- 住所:沖縄県宮古島市平良字西里13-6
- 定休日:日曜日
- 営業時間:9:00~18:00
- TEL:0980-72-0663
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