沖縄の農家の実に8割が従事する、基幹作物であるさとうきび。
黒糖はさとうきびを煮詰めて作られますが、ミネラルなどが豊富に含まれているため近年人気が高まっています。
昔は沖縄ではおやつ代わりにそのまま食べられていたので、県内ではどこでも簡単に買えたようですが、最近はサトウキビをそのまま食べることは少なくなったようです。
さとうきびはどこで食べられる?
話のたねにさとうきびを食べてみたい、と思ってもどこにでも売っているような代物ではないようです。
では、どこに行けばその場で食べることができるのでしょうか。
観光用の大きな施設には結構置いてありますが、分かりやすいのは国際通りから入った第一牧志公設市場ですね。
その名もさとうきびの店 寿では、お店の人にお願いすればさとうきびがその場で食べられるように食べやすい大きさにカットしてくれます。
また、目の前で絞ってくれる生搾りのさとうきびジュースも頂けます。
竹のように硬いサトウキビを機械に入れると、バキバキと豪快な音をさせながら絞られていきます。
普段捨てる部分のエキスも出ているからか青臭さを感じますが、風味と甘みは抜群です。
ほかにも公設市場には八百屋も多く軒を連ねているので、緑カゴに乗せられて売っている姿もよく見られます。
さとうきびの食べ方
沖縄の人たちは緑色の厚い表皮部分を歯でかじり、そのまま剥いてしまうそうです。
その作業を何度か繰り返し、中の白い部分をガリガリと食べるそうです。
しかしさとうきびの表皮って竹のように固いので、慣れていなければ軽く口を切ってしまうと思われ。
慣れていないのであれば、ペティナイフなどで表皮をこそげ落として食べるのが無難です。
飲食店では食べられる?
では、さとうきびは飲食店で食べられないのでしょうか。
実はさとうきびは、表皮を剥いて噛じるか、絞って液体にする方法しかないそうです。
沖縄産のサトウキビの繊維の固さは、世界でも屈指のレベルなので、煮ても焼いても食えない代物ゆえに、飲食店で提供されにくい理由となっています。
おみやげなら黒糖が
さて、お土産としても売られているサトウキビですが、私はさとうきびは買わずに黒糖の方を選んでいます。
その理由ですが、さとうきびを食べれば甘さは感じられるものの、食べるのに表皮を剥くという一手間かかることがあげられます。
食べやすいというのも、忙しい現代人にとっては大事な要素かと。
黒糖はさとうきびを絞った汁をそのまま煮詰めて作ったものなので、糖分以外のミネラルなどの成分が多く含まれ、独特な風味があります。
お酒が好きな人には、香りのよい黒糖焼酎を購入したり、黒糖キャラメルなどのスイーツも色々とあるので、加工品ながらお土産に向いているのは黒糖だと思います。
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