那覇随一の繁華街、観光客で賑わう国際通りで本物の沖縄民藝品を売り続ける久高民藝店
国際通りにあると、どうしてもお土産向けの商品を売る店という概念が拭えませんが、50年に渡り変わらず良いものだけを選んで販売する老舗です。
喧騒の国際通りにほど近い位置ながら、ほっとする静かな居心地のお店です。
沖縄の逸品民芸品が購入可能
沖縄民藝品と世界の工芸品を揃えた老舗の店内では、マカイ(お椀)やカラカラ(酒器)などの陶器、琉球ガラスや琉球漆器、紅型ののれん、今帰仁村の芭蕉布や沖縄市にある知花花織(ちばなはなうい)などの織物製品まで多岐に渡る民藝品が買えます。
久高民藝店で買った「百年前」の漆器皿、貝殻のフォークと pic.twitter.com/4bdHSFAauu
— gru (@LorencGlue) 2018年7月28日
やちむん(焼物)や琉球ガラスだけではない沖縄の民芸品、そのすべてにおいて、いいものを揃える店主の確かな眼があります。
民芸品の博物館と呼ぶ方もいるほどの圧倒的な品数ですが、どれも素敵なものばかり。
お客さんは、生活用品選びに妥協したくない人だけでなく、沖縄ならではのお土産を探して訪れる観光客の方も多いように思います。
人気のやちむんも
人気のやちむん、読谷山窯の器作品も多く並べられています。
日程の都合で読谷村まで行く時間がなくても、久高民藝店でお気に入りの器を見つけることは決して難しくありません。
4寸マカイ(茶碗)。左はやちむんの里で、島袋常秀さんのもの。うつわ家は行くたびにかわいいうつわが見つかる。マカイは人気なのか、種類が少なかった。右は国際通りの久高民芸店で。 pic.twitter.com/RwV2k4ot
— モーフィ (@hellomoffy) 2012年11月6日
本物のメイド・イン沖縄といえるようなやちむんが並んでいます。
企画展にも意欲的です
久高民藝店では開業50周年を記念して、6月に人間国宝 金城次郎展を那覇市立壺屋焼物博物館で開催しました。
人間国宝金城次郎展@久高民藝店 pic.twitter.com/P7IdnO5LtE
— tripokinawa (@tripokinawa1) 2018年10月29日
久高民藝店内でも大切に飾られた金城次郎氏の作品。
50年前に金城次郎さんのお宅を訪問し、そのやちむん(焼物)の美しさに感動したことが、久髙民藝店を始めるきっかけとなったということです。
そこから沖縄のやちむんをはじめ、国内外の民藝を沖縄に紹介してきたとのこと。
50周年を機に「金城次郎記念館」の設立を目指していくということですが、半世紀に渡り変わらぬ想いを抱き続ける素晴らしさを感じます。
久高民藝店
- 住所:沖縄県那覇市牧志2-3-1 K2ビル1F
- 定休日:無休
- 営業時間:10:00~22:00
- TEL:098-861-6690
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