沖縄料理の基本は出汁。カツオブシの家庭あたりの消費量は、日本で断トツ1位だそうです。
カツオ出汁に加え、豚出汁なども料理の基本に使われます。
濃い出汁を料理に使うので、自然と塩の使用量が減ります。沖縄料理の味が塩辛いと感じる方もいるかもしれませんが、実は出汁が濃かったんですね。ダシの濃さを塩辛さと感じるようです。
実際、沖縄の塩の消費量は常に全国下位です。
塩の消費が少ないのに天然塩の専門店があるワケ
沖縄県は塩のメッカとも呼ばれるほど、美しい海水からつくる製塩所が多いから。
昔から海水から塩を精製していた沖縄ですが、塩の専売制の時代には天然塩の販売が禁止されてしまいました。
専売公社が廃止され塩の自由化に伴い、より多くの製法が編み出されたそうです。
天然塩は身体に優しい?
塩化ナトリウム99%以上の食卓塩に比べ、ミネラルやにがりなどが豊富に含まれる天然塩。
食卓塩よりも旨味を感じるので、天然塩を使うと使用量を減らすことができるので、身体に優しいんですね。
実際、食卓塩と同じ分量を料理に使うと、しょっぱさを感じるので努力せずとも減塩に繋がりやすいと思います。
天然塩だけを売る塩屋
塩屋と書いて「まーすやー」と読む店は、国際通りなどに店舗を構える塩専門店です。
店内では海水塩や岩塩など天然塩にこだわって販売しています。
塩の専門店だけあって、その種類は膨大。とてもじゃないですが、観光客がお土産や自宅用に最適な塩を選ぶことはできません。
でも大丈夫、店内には金バッジをつけたソルトソムリエがいるので、用途や味の好みなどを伝えることで、オススメの塩をチョイスしてくれます。
(ソルトソムリエという資格があるなんて知りませんでした)
漬物に向いている塩、おにぎりに最適な塩、なんてディプレイ商品はカテゴリー分けされているので、それを参考に買うこともできます。
食卓塩に比べれば値段は高めですが、味の違いは歴然。塩の使用量も目に見えて減るので、減塩しているのが目に見えるようです。ヘルシー。
塩屋に行ったらコレ食べないと
ほとんどの商品は通販でも購入できますが、どうしてもお店に行かないと食べられないものがあります。
それが「雪塩ソフトクリーム」
濃厚なソフトクリームに雪塩と呼ばれる宮古島の塩をかけると、後を引かないキレ味の良さが楽しめます。
スイカに塩をかけて食べるのが好き!という方には超オススメです。
そんな雪塩ソフトクリームですが、沖縄でしか食べられないものと諦めていた(忘れていた)ところ、偶然麻布十番で塩屋を見つけてしまいました。
店内に入り、もちろん注文しました。
東京でも食べられるなんて幸せだ〜。と思っていたら大阪のなんばや横浜にも店舗があるんですね。不勉強でした。
お気に入り天然塩
何百種類もある天然塩の中から厳選してオススメすることは不可能ですので、自分で使って気に入っている塩をご紹介します。
読谷村にある青い海という複合施設で精製されている、その名も青い海。
塩作り体験でつくったことがあり、思い入れもあって良く使っています。
ぬちまーす(命の塩)はTBS系列「金曜日のスマたちへ」で紹介されているのを見て購入してみました。
パウダーのようなサラサラの塩は、食塩に比べて25%減塩。
しょっぱさの後にコクと苦味を感じる深みのある味が身体に良い物食べている感を満喫できます。
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