まだ20世紀だった頃、インターネットがダイヤルアップだった時代の話です。
現在とは違い、なかなか詳しい情報を入手することが困難だった西表島にスキューバダイビングをするために訪れました。
当時の知識といえば、イリオモテヤマネコという天然記念物がいるらしい、ということぐらい。
西表島に行くためには、旅行代理店経由がメインだったと記憶していますが、マリンダイビングという雑誌広告のツアーで申し込みをして行きました。
アクセスは楽ではありません
今も変わりませんが、西表島への飛行機の直行便はありません。
飛行機で石垣島に行き、そこからフェリーで40分ほどかけて西表島へ上陸。
ダイビングでお世話になった、ダイビングチームうなりざきのスタッフの方に港まで迎えに来てもらい、ショップへと移動。
しましたが、港にはタクシーが止まっていなかったので、移動の車中で自分で島内を移動する場合はどうするのか?と尋ねてみました。
そもそもタクシー乗り場はないので、タクシーを電話で呼び出すか、レンタカーですね〜と申されていた気がします。
離島に行くほど、行き当たりばったりの旅は手間がかかるな〜と思った気がします。
今は分かりませんが、島内には信号が2つしかなく、コンビニなんてものもないので、何となく訪れると時間を持て余してしまう島かもしれません。
まぁほとんどの方は目的来訪なので、そんなことはないと思いますが。
沖縄ジャングル
沖縄の離島といえば、慶良間諸島をはじめ、久米島や宮古島など晴天率が高い印象が強かったのですが、西表島では3泊4日の行程中、ほとんど曇っていました。
たまたま晴天率が低かったということでもなく、西表島は曇天率が高いとダイビングショップの方が言っていましたね。
島の雰囲気もジャングルといった感じで、今まで訪れたことのない沖縄だな〜というのが初上陸の印象でした。
森林の中に建物がポツポツと点在している様子は、沖縄の中でも独特の景観だと思います。
海中は魚影が濃く
さて肝心のダイビングですが、空の天気に合わせるかのように、透明度も低くにごりがちな感じだったので、あまり遠くを見ることはできませんでした。
透明度が高ければ、ポイントによってはカスミアジの群れなどが見られることもあるようですが、全体的には小さい熱帯魚をじっくりと観察するマクロ向きダイビングでした。
西表島を訪れるダイバーの目的の1つともいえる、マンダリンフィッシュ(ニシキテグリ)を見ることができました。
確か西表島でしか見ることが出来ない、というような話も聞いたような覚えがあります。
そのほかにも、クマノミをはじめ、ハナダイやソラスズメダイといった熱帯特有の魚たちの群れはしっかりと拝むことができました。
大体の1日のスケジュールですが、ダイビング終了後は夕食まで時間があるので、シーカヤックなどのアクティビティを楽しむことも可能です。
ですが、私はほとんど毎日森林浴をしていました。
森林浴といったも散歩をしていただけですが、目には見えないマイナスイオンを感じることができ、ここで暮らしたらとても健康になれそうだと妄想しながら歩いていました。
むやみに開発することなく、自然と共存して歩んでいくことを選んだ島、という想いを強く持った旅行でした。
ダイビングチームうなりざき西表店
- 住所:沖縄県八重山郡竹富町上原10-172
- 営業時間:8:00〜22:00
- 定休日:無休
- TEL:0980-85-6146
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